クリスマスローズ Helleborus

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ドイツでは10月の終わり頃から、園芸店やスーパーの店頭でクリスマスローズの鉢植えを見かけるようになります。寄せ植えにして販売されることも多く、購入してすぐに飾れるのが魅力です。

「クリスマスローズ」という名前は、本来クリスマスの時期に咲くヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)を指します。

しかし、実際にはヘレボルス・オリエンタリス(Helleborus orientalis、ハルザキクリスマスローズ)なども「クリスマスローズ」として広く流通しており、花期の長い植物のように思われることもあります。

花の形を見ると、細かい分類にこだわらず「クリスマスローズ」と呼びたくなるもの。

近年では品種改良が進み、黒い花を持つ品種も登場しています。ペチュニアの黒と似た雰囲気を持ち、シックな寄せ植えにもぴったりです。

目次

花写真

2018.03
Nikon D7100
ドイツ南西部

花の基本情報

和名:寒芍薬(カンシャクヤク)
別名・通称:クリスマスローズ、ヘレボルス、ヘレボラス
学名:Helleborus, Helleborus niger
独語名:Christrosen, Schneerosen, Nieswurz oder Lenzrosen
英語名:Hellebore, Christmas rose
科名:キンポウゲ科
分類:多年草
原産地:ヨーロッパ、西アジア
開花期:12月から4月(品種による)
花色:
実色:
背丈:20cmから40cm
花言葉:「追憶」「私を忘れないで」「私の不安を取り除いてください」「慰め」「スキャンダル」
その他:

クリスマスローズの特徴

  • 開花時期:12月〜4月(品種による)
  • 花の色:白、ピンク、紫、緑、黒など多彩
  • 葉の特徴:常緑性のものが多く、掌状の切れ込みがある
  • 耐寒性:非常に強く、冬でも枯れにくい
  • 耐暑性:やや弱いので夏の管理が重要

クリスマスローズの育て方

植え付け場所と土壌

  • 半日陰を好みます。特に夏の直射日光を避けることが大切です。
  • 水はけのよい土壌が適しており、腐葉土を混ぜると根の成長が良くなります。

水やり

  • 過湿を嫌うため、水やりは控えめに。
  • 表土が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。

肥料

  • 生育期(秋〜春)に緩効性肥料や液体肥料を適宜施します。
  • 夏は休眠期なので肥料は控えめに。

剪定と管理

  • 開花後、花茎を切り戻すことで株の負担を軽減できます。
  • 古い葉を取り除き、風通しを良くすると病害虫予防になります。

病害虫対策

  • うどんこ病が発生しやすいので、こまめに葉を観察し、早めに対処しましょう。
  • ナメクジやアブラムシの被害に注意し、防虫対策を行います。

いけばな

花材:クリスマスローズ、ミモザ、
丸葉ユーカリ
花器:まどか
花型:花意匠 まわるかたち

花材として

下向きに咲くため、扱いには少し技術が必要な中級者向けの花材だと思います。

花の種類が豊富で、大きさもさまざま。工夫を重ねながら、花材として活かしていきたい花です。

花に対する個人的レビュー

このレビューは、育てた感想、いけばなで使う時の個人的感想、備忘録です!

クリスマスローズ
総合評価
( 4 )
メリット
  • 冬の間も花が楽しめる
  • 色が豊富
デメリット
  • 風通しが悪いとアブラムシが発生
  • いけばな花材としては下を向くので中級者向けで工夫が必要

まとめ

クリスマスローズは寒い時期に花を咲かせる貴重な植物で、手入れが適切であれば毎年美しい花を楽しめます。

初心者でも育てやすいですが、夏の管理に注意が必要です。それでも庭やベランダに、冬を彩るクリスマスローズを取り入れてみる価値はあります。ぜひ育ててみてはいかがでしょうか?

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