連翹(レンギョウ)Forsythia spp.

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連翹(レンギョウ)は春の初めに鮮やかな黄色の花を咲かせる低木です。

その明るい色合いと、咲き誇るような大きな花が特徴で、庭を華やかに彩ります。

日本では、早春の風物詩として多くの人に親しまれています。

レンギョウは中国原産ですが、園芸種として世界中で育てられています。

特にドイツでは庭木として人気があり、春になるとその鮮やかな黄色の花が目を引きます。

目次

花写真

2020.03
Nikon D7100
ドイツ南西部

花の基本情報

和名:連翹(レンギョウ)
別名・通称:レンギョウウツギ、イタチハゼ(古名)
学名:Forsythia × intermedia
独語名:Garten-Forsythie, Goldflieder oder Goldglöckchen, Stangenblüter (Süddeutschland)
英語名:Border forsythia
科属:モクセイ科 レンギョウ属
分類:落葉低木
原産地:園芸種
開花期:3月から4月
花色:
実色:
背丈:200cmから300cm
花言葉:「希望」「かなえられた希望」「集中力」「情け深い」「とまどい」「期待」

連翹の特徴

Forsythia × intermedia は、特にその大きな花と早春に咲く特徴的な黄花で知られています。枝全体に花が密集して咲き、庭や公園に明るい印象を与えます。花が咲く時期は早春で、通常は2月から4月にかけて見られます。

この園芸種は、ドイツで1880年にシナレンギョウとレンギョウを交配させて作出されました。それ以来、多くの庭や公園で栽培されており、鮮やかな黄色の花が春の風物詩となっています。日本で見かける切り花のレンギョウも、実はこのForsythia × intermediaの品種が多いです。

また、レンギョウの花はその大きさが特徴で、1本の枝に多数の花をつけます。見る者に強い印象を与え、春の到来を感じさせる美しい花です。

連翹の育て方

Forsythia × intermedia は比較的育てやすい植物ですが、いくつかのポイントを押さえておくことで、より美しい花を咲かせることができます。

土壌
排水性の良い土壌を好みます。庭でも鉢植えでも問題なく育ちますが、特に水はけの良い土を選びましょう。

日光と場所
レンギョウは日当たりの良い場所を好みます。春にたくさんの花を咲かせるため、十分に日光を浴びることができる場所を選びましょう。

水やり
乾燥に強いですが、定期的に水やりを行うことで、より元気に育ちます。特に開花前や開花時には水分が必要です。

剪定
花が終わった後に軽い剪定を行うことで、新しい枝が伸び、翌年の花がより豊かになります。剪定は花後に行うのがベストです。

多彩な連翹の種類

連翹(Forsythia × intermedia)

  • 学名: Forsythia × intermedia
  • 原産地: ヨーロッパ、アジア(特に中国)
  • 特徴: よく知られる園芸品種で、春先に鮮やかな黄色の花を一斉に咲かせます。高さは1.5〜3メートル程度で、直立的な枝を持ちます。葉が落ちた後でも、花が咲くことで明るく華やかな印象を与えるため、公園や庭園でよく見られます。

オオヤマレンギョウ(Forsythia viridissima)

  • 学名: Forsythia viridissima
  • 原産地: 中国
  • 特徴: オオヤマレンギョウは、一般的に高さが3メートル以上に成長し、枝は直立またはやや広がります。花が鮮やかな黄色で、葉の形が大きく、花が開花する時期に先立って新芽が出るのが特徴です。

ハナレンギョウ(Forsythia suspensa)

  • 学名: Forsythia suspensa
  • 原産地: 中国、日本
  • 特徴: 主に低木で、しなやかな枝が垂れ下がり、花は黄色で芳香があります。花は葉よりも先に咲くことが多く、葉が展開してからも花が長期間楽しめるため、観賞用として人気があります。

アメリカレンギョウ(Forsythia x viridissima)

  • 学名: Forsythia x viridissima
  • 原産地: アメリカ
  • 特徴: 高さは2〜3メートルになり、特に耐寒性に優れているため、寒冷地でも育ちやすいです。黄色い花が春に咲き、繁殖力が高いため、風景にも適した植物です。

ミニチュア連翹(Forsythia ‘Minigold’)

  • 学名: Forsythia ‘Minigold’
  • 原産地: 日本
  • 特徴: よりコンパクトな品種で、花の色は鮮やかな黄色です。高さが低いため、鉢植えや小さな庭に適しています。小さな花を大量に咲かせ、他の品種よりもコンパクトな形状が魅力です。

これらの連翹は、それぞれの原産地や育て方、特徴が異なるため、使用する場所や目的に応じて選ぶことができます。

いけばな

花材:レンギョウ、ルスカス、かすみ草
花器:投入花器
花型:投げ入れ

花材として

枝は矯めが効かないので、枝を見極める必要がある。

花付きが多い場合には、数を減らす。

花に対する個人的レビュー

このレビューは、育てた感想、いけばなで使う時の個人的感想、備忘録です!

連翹(レンギョウ)
総合評価
( 4 )
メリット
  • 育てやすい
  • 切花でも長持ちする
デメリット
  • 成長が早く剪定作業が増える
  • 枝の矯めが効かないため、枝振りを見極める必要がある

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