雪柳(ユキヤナギ)Spiraea thunbergii

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白い花が枝垂れるように咲き、その様子はまるで雪が枝に舞い降りているかのようです。

私の記憶では、ここ数年で近所の沿道や園芸店でも見かけるようになりました。

剪定に強く、秋には美しい紅葉を楽しむことができるため、いけばな花材としても非常に重宝されています。

この記事では、ユキヤナギの基本情報、特徴、そして育て方について詳しくご紹介します。

目次

花写真

2022.03, 2023.03
Nikon D300
ドイツ南西部

写真は庭のユキヤナギ。

花材として使いたくて2年ほど前に地植えにしました。

最初の一年目は花材として使ってしまうには小さすぎでしたが、年々大きくなってきたので、これから大活躍してくれそうです。

花の基本情報

和名:雪柳(ユキヤナギ)
別名:小米花(コゴメバナ)、小米柳(コゴメヤナギ)
学名:Spiraea thunbergii
独語名:Frühlingsspiere
英語名:Thunberg’s meadowsweet or Thunberg spiraea
科・属:バラ科シモツケ属
分類:低木落葉〜常緑
原産地:日本、中国
開花期:3月から4月
花色:
実色:
背丈:100cm
花言葉:「愛らしさ」「気まま」「殊勝」
その他:花後に剪定すると翌年の花つきが良くなる。

ユキヤナギの特徴

ユキヤナギは、春に雪のように白い小さな花を一面に咲かせるため、「雪柳」と呼ばれています。

花は枝全体に密集して咲き、特に枝先の方に集中します。

葉は細長く、緑色から黄緑色をしており、秋には紅葉が楽しめます。

成長は比較的早く、コンパクトな形に仕立てやすいことが特徴です。

丈夫で育てやすく、寒さにも強いので、庭のアクセントとして人気です。

ユキヤナギの育て方

場所

ユキヤナギは日当たりを好みますが、半日陰でも育ちます。ただし、日当たりが良い場所で育てた方が、より美しい花が咲きます。

土壌

排水性の良い土壌が適しています。酸性土壌やアルカリ性土壌、どちらでも育てることができますが、やや湿った土壌を好むため、過湿に注意しましょう。

水やり

成長期の春から夏にかけては、土が乾いたら水をたっぷり与えますが、秋以降は水やりを控えめにして、冬にかけて乾燥気味に育てると良いです。

剪定

ユキヤナギは比較的成長が早いため、枝が伸びすぎないように剪定を行います。花後(4月〜5月)に剪定すると、翌年の花付きが良くなります。過度に剪定しすぎないように注意しましょう。

肥料

春の新芽が出る前に、有機肥料を施すと成長が促進されます。特に花をよく咲かせるために、窒素分の少ない肥料を使用することをお勧めします。

冬越し

冬の寒さには強いですが、強い寒風や乾燥には弱い場合があります。寒冷地では風除けをしてあげると良いでしょう。

いけばな

花材:ユキヤナギ、チューリップ
花器:ガラス花器
花型:投入れ

花材として

いけばなには欠かせない花木。

成長も早くて毎年使えるが、細い枝を整理して使うので、どの線を活かすか見極めが必要。

枝を整理しすぎると雪柳の美しさを失ってしまう。

花に対する個人的レビュー

このレビューは、育てた感想、いけばなで使う時の個人的感想、備忘録です!

雪柳
総合評価
( 4 )
メリット
  • 育てやすい
  • 切花でも長持ちする
  • 紅葉を楽しめる
デメリット
  • 剪定の必要がある
  • 新芽が出る頃にアブラムシが発生しやすい

まとめ

ユキヤナギは、美しい春の花を楽しむための素晴らしい植物です。

育てやすく、手間も少なくて済むため、庭や花壇に植えておくと、毎年春に美しい花を楽しむことができます。

剪定をしっかり行い、適切な管理をすることで、元気に育ちますよ!

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