冬の寒さの中、一足先に春を告げる黄色い花。それが黄梅(オウバイ)です。
冬枯れの景色に鮮やかな彩りを添えるこの花は、中国原産で、日本やヨーロッパでも親しまれています。
ドイツ南西部では1月頃から咲き始め、「Winter-Jasmin(冬のジャスミン)」と呼ばれています。
花写真



2020.01 | |
Nikon D7100 | |
ドイツ南西部 |
花の基本情報
和名: | 黄梅(オウバイ) |
---|---|
別名・通称: | 迎春花(ゲイシュンカ) |
学名: | Jasminum nudiflorum |
独語名: | Winter-Jasmin |
英語名: | Winter jasmine |
科属: | モクセイ科 ソケイ属(ジャスミン属) |
分類: | 落葉低木 |
原産地: | 中国 |
開花期: | 1月〜3月(地域による) |
花色: | |
実色: | — |
背丈: | 3m |
花言葉: | 「恩恵」「優美」 |
黄梅の特徴
黄梅は、落葉低木でつる性の枝を持ち、冬から早春にかけて鮮やかな黄色の花を咲かせます。一般的なジャスミンとは異なり、香りはほとんどありません。
この花は、中国では旧正月(2月)頃に咲くため、「迎春花(ゲイシュンカ)」と呼ばれています。日本の和名「オウバイ(黄梅)」は、梅の花に似た姿から名付けられたものですが、実際には梅とは異なる植物です。しかし「黄色い梅」という名前には、どこか風情を感じます。
ドイツ南西部では、1月には花が咲き始め、冬の寒さの中で春の訪れを感じさせる存在となっています。名前は学名から取られ、英語でも「Winter jasmine」と呼ばれています。
黄梅の育て方
耐寒性:比較的寒さに強く、冬でも戸外で育てることができます。
日当たり・場所:日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。
土壌:水はけのよい土を好みます。
水やり:根付いた後は乾燥にも強いですが、生育期には適度な水やりが必要です。
剪定:開花後に剪定すると、翌年もきれいに花を咲かせます。
いけばな
花材として使った暁には、写真を載せたいと思います。
花材: | |
---|---|
花器: | |
花型: |
花材として
黄梅を手に入れるには、自宅の庭で育てるか、知人から分けてもらうのが一般的です。野生で見かけることはほとんどなく、そのため、まだいけばなに使用したことはありません。
枝がしなやかに垂れるため、いけばなで用いる際には、枝の形を生かした活け方が適しているでしょう。
花に対する個人的レビュー
個人的感想、備忘録です!
このレビューは、育てた感想、いけばなで使う時のまとめ
花の少ない冬に、真っ先に咲く黄色い花。
庭に植えれば、春を一足早く感じられるかもしれません。
場所によって異なる名前を持つ黄梅ですが、その鮮やかな黄色は、どこで見ても春の訪れを知らせてくれる存在です。