ライラック Syringa vulgaris

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ライラック(Syringa vulgaris)は、春の訪れを感じさせる美しい花木で、紫や白、ピンク色の花が華やかに咲き誇ります。その甘い香りと鮮やかな色合いは、春を象徴する花として多くの庭や公園に植えられています。

ヨーロッパ原産で、ドイツでは「Flieder(フリーダー)」という名前でも親しまれています。

この記事では、ライラックの基本情報や特徴、育て方について詳しくご紹介します。

目次

花写真

2017.04, 2018.04
Nikon D7100
ドイツ南西部

花の基本情報

和名:紫丁香花(ムラサキハシドイ)
別名・通称:ライラック、リラ
学名:Syringa vulgaris
独語名:Edelflieder, Gemeine Flieder oder Gewöhnliche Flieder
英語名:lilac or common lilac
科属:モクセイ科(Oleaceae)
分類:落葉低木
原産地:ヨーロッパ、バルカン半島
開花期:4月~6月
花色:
実色:
背丈:2~5メートル
花言葉:「思い出」「友情」
紫色のライラック「恋の芽生え」「初恋」
白いライラック「青春の喜び」「無邪気」

ライラックは非常に丈夫で、特に寒冷地でもよく育ちます。寒い冬を越えた後、春に鮮やかな花を咲かせるため、庭に一株植えておくと毎年美しい花を楽しむことができます。

ライラックの特徴

ライラックの花は小さな筒状の花が集まり、全体で大きな花房を形成します。春になると、これらの花房が鮮やかな紫色を中心に咲き、周囲に甘い香りを漂わせます。また、花色は紫だけでなく、白やピンク色の品種もあります。葉は濃い緑色で、楕円形をしています。

香りも魅力的で、風に乗って周囲に広がるため、庭に植えると春の匂いが一層引き立ちます。また、ライラックは丈夫な植物で、寒さに強く、日当たりの良い場所を好みます。

ライラックの育て方

ライラックは比較的育てやすい植物ですが、いくつかのポイントを守ることで、より美しい花を楽しむことができます。

剪定:花後に剪定を行うことで、翌年も美しい花を楽しむことができます。花が枯れた部分を切り戻すことが重要です。しかし、強く剪定しすぎると翌年花が咲かないことがあるため、剪定のタイミングに注意しましょう。

実は、私が初心者だった頃、花材として頻繁に切り取っていたため、翌年は全く花が咲きませんでした。何事もほどほどが大切ですね。

場所:ライラックは日当たりの良い場所を好みます。十分な日光を浴びることで、花付きが良くなります。

土壌:排水性が良い土壌を好みます。酸性土壌よりも、ややアルカリ性寄りの土壌が適しています。

水やり:乾燥を嫌うため、特に春や夏の間は適度に水を与えることが大切です。しかし、湿度が高すぎると根腐れを起こしやすいので、注意が必要です。

ライラックの文化的背景

ライラックは、その美しさと香りで多くの文化で親しまれています。

例えば、イギリスではライラックは5月祭りの花として使われています。この花がどのように祭りの中で飾られ、祝われているのか、非常に興味深いですね。

また、日本の北海道・札幌では「ライラック祭り」が開催され、毎年多くの人々がライラックを楽しみます。この祭りがどのように行われているのか、私たちにも非常に気になるイベントです。

いけばな

投入れ
花材:ライラック、アルストロメリア、バラ
花器:あすか
花型:花意匠ひらくかたち
花材:ライラック一種
花器:ひびき
花型:フリースタイル

花材として

ライラックは水分が早くさがってしまうため、できれば庭から切り取っていけることで、より長く楽しむことができます。花屋で購入したライラックは、水が下がるのが早いため、いける前にしっかりと水を吸わせる処理をしておくと良いでしょう。

ライラックの紫色は非常に鮮やかなので、合わせる花材は同系色でまとめるのが一般的ですが、白い花と組み合わせると、紫のライラックと相性が良く、上品で優雅な雰囲気を作り出します。

花に対する個人的レビュー

このレビューは、育てた感想、いけばなで使う時の個人的感想、備忘録です!

ライラック
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 香を楽しめる
デメリット
  • 水がさがりやすい(すぐに花が萎れてしまう)

まとめ

ライラックは、その美しい花と甘い香りで、春の庭を華やかに彩る素晴らしい植物です。

育て方さえ覚えておけば、庭で長く楽しむことができ、花を切り取っていけばなにも活用できるため、非常に便利な花木です。

ぜひ、ライラックを育てて、春の風物詩として楽しんでください。

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