梅(ウメ)Prunus mume

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春の訪れを告げる花といえば、日本では梅の花が思い浮かびます。

寒さの残る季節に凛と咲く梅の花は、その可憐な姿と芳しい香りで私たちを楽しませてくれます。

古くから和歌や絵画の題材として親しまれ、日本の文化と深く結びついている花でもあります。

今回は、梅の基本情報や特徴、育て方についてご紹介します。

目次

花写真

2021.02
Nikon D7100
ドイツ南西部

花の基本情報

和名:梅(ウメ)
別名・通称:コウブンボク(好文木)、コノハナ(木の花)、ハルツゲグサ(春告草)、カゼマチグサ(風待草)
学名:Prunus mume
独語名:Japanische Aprikose, Japanische Pflaume, Japanische Zieraprikose oder Schnee-Aprikose
英語名:Chinese plum, Japanese plum and Japanese apricot
科属:バラ科 サクラ属
分類:落葉樹
原産地:中国
開花期:日本では、1月から3月 ドイツでは、3月から4月
花色:
実色:
背丈:300cmから400cm
花言葉:「艶やかさ」「厳しい美しさ」
香り:甘く爽やかな香りが特徴

梅は中国原産の落葉小高木で、日本には奈良時代に伝わったとされています。

桜よりも一足早く花を咲かせるため、「春告草(はるつげぐさ)」とも呼ばれます。花だけでなく、実は梅干しや梅酒に加工され、日本の食文化にも深く根付いています。

梅の特徴

実も楽しめる
梅の実は、梅干しや梅酒、シロップなどに加工され、食品としても広く利用されています。ただし、食用になる品種と観賞用の品種があるため、実を収穫したい場合は食用品種を選ぶ必要があります。

寒さに強い
梅の花は冬の終わりから早春にかけて咲くため、寒さに強い性質を持っています。特に、耐寒性があるため、日本の幅広い地域で育てることができます。

香りが魅力的
梅の花は桜とは異なり、芳醇な香りを放ちます。品種によって香りの強さが異なり、「豊後梅」や「南高梅」などは特に香りが強いとされています。

花の種類が豊富
一重咲き、八重咲き、枝垂れ梅など、さまざまな種類があります。花の色も白やピンク、濃紅色など多彩です。

梅の育て方

梅の木は比較的育てやすい樹木ですが、美しい花を咲かせるためにはいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

肥料
開花前の冬と、花が終わった後の春に肥料を与えると、健康な成長を促せます。

日当たりと土壌
梅は日当たりの良い場所を好みます。水はけの良い土壌を選び、根腐れを防ぐことが重要です。

植え付けの時期
植え付けの適期は秋から冬にかけてです。寒冷地では春植えにすることもあります。

水やり
乾燥には強いですが、若木のうちは適度に水を与える必要があります。特に夏場は土が乾燥しすぎないように注意しましょう。

剪定(せんてい)
花後の春から夏にかけて、不要な枝を切ることで風通しを良くし、翌年も美しい花を咲かせることができます。

ドイツでの梅の栽培事情

ドイツでは梅の花を見かけることはほとんどありません。

園芸店でも取り扱いは限られており、オンラインショップでのみ購入できることが多いです。

気候の違いもあり、梅を育てるには適切な管理が求められます。

もしドイツで梅を育てるなら、鉢植えで管理し、寒さ対策をしっかり行うと良いでしょう。

我が家の梅の物語

花写真は、我が家で育てていた梅です。

まだ背丈が低いにもかかわらず、植えた翌年の2月に愛らしい花を咲かせてくれました。寒さ真っ盛りの2月に可憐な花を咲かせる姿は、なんとも健気で心を打たれます。

そして、長年「ドイツで梅を見るぞ!」と思い続けていたこともあり、実際に花を目にしたときは感傷的な気持ちになりました。写真を大量生産したのはいうまでもありません…笑。

しかし…梅は枯れてしまいました

残念ながら、この梅は枯れてしまいました。地植えにしたのがよくなかったのかもしれません。ドイツの気候や土壌との相性もあるのか、原因ははっきりしませんが、少しショックでした。

実は、最初にネットで注文した苗の状態もあまり良くなく、中心となる枝から細い枝が一本だけ伸びているだけの、なんとも貧弱な苗でした。ネット注文だと実際に苗を見て選べないので、どんな状態のものが届くか分からないのが不安なところです。

再挑戦への思い

今のところ、まだ再挑戦はしていませんが、またいつかトライしたいと思っています。次回は、できるだけ丈夫な苗を選び、まずは鉢植えで様子を見ながら育てるのが良いかもしれません。

さて、これからの梅の育て方ですが、剪定が重要なポイントになります。とはいえ、ネットで買った苗は貧弱だったこともあり、最初の剪定には少し躊躇してしまいました。いけばなでは枝を切ることに慣れているのに、梅の木を切るとなると話が違うようです。しかし、樹形を整えるためにも剪定は必要不可欠。次回は、しっかりと下調べをして、育て方を工夫していきたいと思います。

ドイツでは梅に関する情報が少なく、日本のように詳しい育成ガイドもあまり見つかりません。次に挑戦するときは、さらに情報を集めて、より良い環境で梅を育てられるようにしたいですね。

いけばな

花材として使った暁には、写真を載せたいと思います。

花材:
花器:
花型:

花材として

花に対する個人的レビュー

このレビューは、育てた感想、いけばなで使う時の個人的感想、備忘録です!

総合評価
( 2.5 )
メリット
  • 春先の庭が賑やかになる
デメリット
  • ドイツでは売っているお店が少ない
  • ドイツの環境にあった育て方の情報が少ない
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