チューリップ Tulipa

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

チューリップはユリ科に属する春咲きの球根植物で、色とりどりの美しい花を咲かせることで広く知られています。学名はTulipaで、世界中で栽培されており、その華やかな花は春の象徴として親しまれています。

この記事では、チューリップの魅力についてご紹介します。

目次

花写真

2018.04
Nikon D7100
ドイツ南西部

ドイツでも人気のあるチューリップ

ドイツでも、チューリップは非常に人気のある花です。

特に新年を迎えると、スーパーや朝市で束になったチューリップが多く並び、春の訪れを感じさせてくれます。

自分で切って購入できる花畑は年明けにはまだ咲いていませんが、それでも畑で真っ先に芽を出す植物はチューリップです。春の足音が近づくと、その鮮やかな芽が畑に彩りを加えます。

春先のチューリップは少し高めの価格設定となっており、種類によって異なりますが、10本束で4ユーロから8ユーロほどで販売されています。

価格は幅広いですが、華やかさを考えれば十分に魅力的な価格です。

そして、畑のチューリップが咲き始めると、スーパーや朝市で販売されているチューリップの価格が下がります。

さらに、一部のお店では二束購入するとお得になることもあります。

チューリップほど手軽に買えるお花は少なく、そのお手頃な価格に嬉しさを感じることができます。

花の基本情報

和名:鬱金香(ウッコンコウ)
別名(通称名):チューリップ
学名:Tulipa
独語名:Tulpe
英語名:Tulip
科名:ユリ科(Liliaceae)
分類:多年草
原産地:原産地は中央アジアから東ヨーロッパ、特にトルコが有名
開花期:3月から5月
花色:
実色:
背丈:通常20cmから70cm程度で、品種によって異なります
花言葉:色によって異なります。例えば、赤は「愛の告白」、黄色は「望み」、白は「許し」とされています。
その他:花の形は、鐘型、星型など様々な形がありますが、一般的には広がるように開く形をしています

和名(鬱金香・ウッコンコウ)について

チューリップの和名「鬱金香(ウッコンコウ)」は、黄金色の花が咲くことに由来していますが、近年では「チューリップ」という名称が一般的に使われています。

オランダやトルコなどで広く栽培され、国際的にも認知されているため、日本でも「チューリップ」が定着しました。

通称名と学名の使い分け

通称名「チューリップ」は日常的に使われ、特に一般向けの記事や会話でよく見かけますが、学術的な場合や正式な文献では「Tulipa」という学名が使用されます。

チューリップの特徴

品種の多様性: チューリップは非常に多くの品種があり、それぞれに特徴があります。花の形や色、開花時期、葉の色などが異なります。

球根植物: 秋に球根を植え、春に花を咲かせます。

花の寿命: 一度花が咲くと、数日から1週間程度で花が枯れますが、球根が元気であれば翌年も花を咲かせることができます。

育てやすさ: 土壌がしっかりしていて排水が良い場所を好みます。過湿に弱いため、水はけの良い土壌が大切です。

チューリップの主要な品種

  • 早咲き品種: 早春に咲くタイプ。
  • 中咲き品種: 3月から4月にかけて咲くもの。
  • 遅咲き品種: 4月から5月に咲く品種。

チューリップの育て方

チューリップは比較的育てやすい花ですが、いくつかのポイントに注意を払うとより美しい花を楽しめます。以下はチューリップを育てるための基本的なガイドです。

1. 植え付け時期

  • チューリップはに球根を植えるのが基本です。植える時期は10月から12月が最適です。この時期に植えると、春にしっかりと花を咲かせます。

2. 場所

  • 日当たりの良い場所を好みます。最低でも一日6時間以上は直射日光が当たる場所が理想です。日陰や湿気が多い場所では上手く育ちません。
  • 土壌は排水性が良いものを選びましょう。水はけの悪い場所では球根が腐りやすくなるため、土が湿りすぎないように注意が必要です。

3. 土作り

  • 比較的肥沃な土を好みますが、肥料を多く与えすぎると葉が茂りすぎて花が咲きにくくなることがあります。
  • 土が重い場合は、砂や腐葉土を混ぜて水はけを良くしましょう。

4. 球根の植え方

  • 球根は深さ約10〜15cm程度で植えます。球根の尖った方を上にして、底の部分が土に埋まるように配置します。
  • 球根同士の間は10〜15cm程度空けて植えると、風通しが良くなり病気の予防にもなります。

5. 水やり

  • 植えた後、十分に水を与えます。特に最初の数週間は土が乾かないようにしっかりと水をやりますが、その後は過湿を避けるために水やりは控えめにします。
  • 花を咲かせた後は、水やりを減らし、土が完全に乾いたら少しだけ水を与えます。

6. 剪定と花後の管理

  • 花が枯れたら、花茎を切り取りますが、葉はそのまま残しておきます。葉が枯れるまで栄養を吸収し、球根に蓄えることで次の年の花が美しく咲きます。
  • 枯れた葉や花が残っている場合は、切り取って清潔に保ちます。

7. 球根の保存

  • 多年草ですが、球根を毎年掘り上げて保存することもできます。秋に掘り上げて、乾燥させた後に暗く涼しい場所で保存します。次のシーズンに再び植えます。

8. 病害虫対策

  • ウィルス病アブラムシネズミなどの害虫に注意が必要です。定期的に葉や茎をチェックし、異常があれば適切な対策を講じます。

まとめ:

日光を好み、乾燥に強い一方で、湿気に弱いため、水はけの良い土を選んで育てることが重要です。秋に球根を植えて春に花を楽しむことができるので、季節感を楽しみながら育てることができます。

いけばな

↑上の写真
花材:チューリップ
花器:変形お瓶
花型:フリースタイル

←横の写真
花材:マメナシ、チューリップ
花器:まどか
花型:盛花観水型

花材としてのチューリップ

1月は花の種類が少ない時期のため、市場に出回る貴重ないけばなの花材です。

ただし、いけているうちに花の向きが変わりやすく、扱いが難しい一面もあります。

チューリップの花柄が長いときは、葉を分けて使ったり、逆に花柄の長さを活かして使います。

花に対する個人的レビュー

このレビューは、育てた感想、いけばなで使う時の個人的感想、備忘録です!

チューリップ
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • お世話がしやすい
  • 地植えにすると何年も咲いてくれる
デメリット
  • 球根を食べられてしまうことがある
  • 花材では扱いにくい一面がある
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次