山吹(ヤマブキ)Japanische Kerrie

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春の訪れを告げる黄金色の花、山吹(ヤマブキ)。

ドイツでは八重咲きが多く見られますが、一重咲きの山吹もまた魅力的です。歩いている途中、思いがけず出会ったその姿に、思わず足を止めてしまいました。

我が家の庭には八重咲きと一重咲きの両方を植えていますが、こうして自然の中で咲く姿にはまた違った趣を感じます。

目次

花写真

2018.04, 2023.04
Nikon D7100, D300
ドイツ南西部

花の基本情報

和名:山吹(ヤマブキ)
別名・通称:
学名:Kerria japonica
独語名:Japanische Kerrie, Ranunkelstrauch, Japanisches Goldröschen oder Goldröschen
英語名:Double Flowered Japanese Rose or Japanese Rose
科属:バラ科ヤマブキ属
分類:落葉低木
原産地:日本、中国
開花期:4月〜5月
花色:
実色:
背丈:1.5〜2m程度
花言葉:「気品」「崇高」「金運」

山吹の特徴

山吹(ヤマブキ)は日本の春を代表する花のひとつで、その鮮やかな黄金色が目を引きます。一般的には八重咲きが庭木として人気ですが、一重咲きもまた風情があり、野趣あふれる魅力を持っています。

ドイツでは八重咲きの山吹をよく見かけますが、一重咲きのものは少し珍しく、園芸店で見つけたときは嬉しくなりました。我が家では八重咲きと一重咲きの両方を育てていますが、それぞれの印象は大きく異なります。

  • 八重咲きの山吹
    八重咲きの山吹は、花びらが幾重にも重なり、ふんわりとした豪華な印象を与えます。庭木や生け垣としてもよく利用され、春の訪れを華やかに彩ります。花が密に咲くため、遠くから見ても存在感があります。
  • 一重咲きの山吹
    一重咲きの山吹は、シンプルで控えめな美しさが特徴です。自然に近い雰囲気を持ち、里山や渓流沿いに咲く姿はとても風情があります。花の中心にしべがはっきりと見え、可憐で清楚な印象を与えます。

また、山吹の葉は鮮やかな緑色で、花が終わった後も爽やかな印象を保ちます。秋には黄色く色づき、落葉するまで楽しめるのも魅力のひとつです。

山吹の育て方

山吹は比較的丈夫で育てやすい植物ですが、より美しく育てるためには適した環境を整えることが大切です。

日当たり・場所

  • 半日陰〜日向を好みます。
  • 強すぎる直射日光は葉焼けの原因になるため、適度に日陰がある場所が理想的です。
  • 風通しの良い場所に植えると病害虫の予防になります。

土壌

  • 水はけの良い土を好みますが、ある程度の湿り気も必要です。
  • 庭植えの場合は腐葉土を混ぜて、ふかふかの土にすると生育が良くなります。
  • 鉢植えの場合は、市販の花木用培養土を使うと管理が楽になります。

水やり

  • 地植えの場合、基本的に水やりは不要ですが、乾燥が続く場合はたまに水を与えます。
  • 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

剪定(せんてい)

  • 山吹は放っておくと枝が伸びすぎるため、毎年剪定をすると形を整えやすくなります。
  • 剪定のタイミングは 花が終わった直後(5月〜6月) が最適です。
  • 古い枝や絡み合った枝を整理すると、新しい芽が出やすくなります。

肥料

  • 1月〜2月に寒肥として有機肥料を施すと、春の花つきが良くなります。
  • 開花後にもお礼肥(おれいごえ)を与えると、翌年の生育が良くなります。

増やし方

  • 挿し木や株分けで増やすことができます。
  • 挿し木 は6月〜7月ごろに若い枝を切り取り、水に浸した後に挿し木用の土に植えます。
  • 株分け は、植え替えのタイミング(秋〜冬)に根元から分けて植え替えます。

いけばな

花材:チューリップ、ヤマブキ
花器:花意匠新型花器
花型:花意匠ならぶかたち

花材として

いけばなでは、主に花を鑑賞の中心として用います。葉にはあまり趣が感じられないため、花を引き立てる役割が強いです。

茎が細く、風に揺れる姿が美しく、軽やかな動きを活かした生け方がよく合います。

花に対する個人的レビュー

このレビューは、育てた感想、いけばなで使う時の個人的感想、備忘録です!

山吹(ヤマブキ)
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 育てやすい
  • 成長が早い
デメリット
  • 剪定をしないと枝が広がりすぎる
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